エコドライブ(地球・人・財布に優しい運転)
自動車による二酸化炭素排出量
家庭から排出される二酸化炭素の約21%は自家用車からの排出といわれています。また、自家用車の利用により二酸化窒素、二酸化硫黄といった大気汚染物質が排出され、地域の環境に悪影響をもたらします。
自家用車を全く使用しないことは難しくとも、自家用車の種類や使用の方法を見直すことにより、自家用車から排出される二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量を削減したり、大気汚染物質の排出を抑制することができます。
また、環境に配慮した自動車の使用は、温室効果ガスの削減だけではなく、燃費が向上し燃料代の節約にもつながります。
- 自転車を積極的に利用する。
それほど遠くない場所まで移動する際には自転車を利用することで自家用車の使用時間を減らすことができます。 - 低公害車に買い替える。
大気汚染物質の排出や環境負荷が少ない低公害車に買い替えることで環境への影響を少なくすることができます。
なお、低公害車の購入に当たっては国の補助金の対象となることがあります。詳しくは経済産業省のホームページをご覧ください。
(出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト
エコドライブとは
エコカーに買換えをすることも二酸化炭素排出量の大きな削減に繋がります。しかし自動車の購入には大きな出費を伴います。そこで、今お使いの乗用車でも取り組める「エコドライブ」について紹介します。
エコドライブとは環境に配慮した運転方法のことであり、二酸化炭素等の温室効果ガスが削減できるだけではなく、余裕を持った運転は事故の防止にもつながり、燃費の向上によりガソリン代が削減できる等、環境面、安全面、経済面でのメリットがあります。
エコドライブ10のすすめ
エコドライブを実践するにあたり、10個のポイントを紹介します。できることから一つずつ、取り組んでみませんか。
1 ふんわりアクセルeスタート
発進するときは緩やかにアクセルを踏みましょう。最初の5秒間で時速20キロメートル程度が目安です。穏やかな発進は安全運転にもつながります。
2 車間距離にゆとりを持ち、加速・減速の少ない運転
走行中は一定の速度を心がけましょう。車間距離が短くなると、無駄な加速・減速の機会が増え、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪化します。
3 減速時は早めにアクセルを離そう
信号が変わるなど、停止することが前もってわかれば早めにアクセルから足を離しましょう。エンジンブレーキが作動し2%程度燃費が改善します。減速時や坂道を下るときにもエンジンブレーキを活用しましょう。
4 エアコンの使用は適切に
車のエアコン(A/C)は社内を冷却・除湿する機能です。暖房のみ必要な時はOFFにしましょう。ONにしたままだと12%程度燃費が悪化します。
5 無駄なアイドリングはやめよう
待ち合わせや荷物の積み下ろし等の駐停車の際は、アイドリングを止めましょう。10分間のアイドリングで130CC程度燃料を消費します。また現在の乗用車は暖機運転は不要です。
6 渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
出かける前に道路交通情報や目的地までのルートを確認し、時間に余裕をもって出発しましょう。
7 タイヤの空気圧から始める点検・整備
タイヤの空気圧チェックを習慣づけましょう。タイヤの空気圧が適正値より不足すると、市街地で2%程度、郊外で4%程度燃費が悪化します。またエンジンオイルやオイルフィルタ等の定期的な公間でも燃費は改善します。
8 不要な荷物はおろそう
運ぶ必要のない荷物は車からおろしましょう。燃費は重さに大きく影響されます。たとえば、100キログラムの荷物を載せて走ると約3%も燃費が悪化します。
9 走行の妨げとなる駐車はやめよう
交差点付近などの交通の妨げになる場所での駐車は渋滞をもたらします。迷惑駐車は他の車の燃費を悪化させるだけではなく、交通事故の原因にもなります。
10 自分の燃費を把握しよう
自分の車の燃費を把握することを習慣づけると、自分のエコドライブ効果が実感できます。車に装備されている燃費計やエコドライブナビゲーション等の支援機能を使うと便利です。
エコドライブシミュレーター
市では平成30年6月10日に開催した第2回寝屋川市環境フェアにおいて、エコドライブシミュレーターを設置し、エコドライブの周知を行いました。
市民・事業者の皆さんも、継続してできそうな項目からエコドライブへのご協力をよろしくお願いいたします。
更新日:2021年07月01日