寝屋川流域協議会

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寝屋川流域とは?

寝屋川流域は、淀川・大和川・生駒山地・上町台地に囲まれた東部大阪に広がる地域です。

協議会の構成団体

 寝屋川流域協議会の構成団体は、本市と国土交通省近畿地方整備局、大阪府、大阪市、守口市、枚方市、八尾市、大東市、柏原市、門真市、東大阪市、四條畷市、交野市によって、協議会が構成されています。

寝屋川流域協議会の対象地域をを赤い枠で囲った地図

寝屋川流域の現状

 寝屋川流域は、面積約270平方キロメートルの内、約4分の3は雨水が自然に河川に流れ込まない「内水域」であり、下水道の雨水ポンプで、強制的に河川へ排水しています。

 この寝屋川流域の雨水の出口は、一級河川寝屋川の京橋口(旧淀川合流点)の1箇所に限定されており、極めて厳しい治水環境となっています。

 河川だけでは能力に限界が生じており、下水道からの流入量について制限せざるを得ないのが現状です。

 寝屋川流域内にある本市においても、東部丘陵地を除き、雨水を排水する一級河川寝屋川よりも地盤が低いため、公共下水道や水路が整備されても内水排除が進まず、引き続き厳しい治水環境にあると言えます。

 こうした厳しい地形条件の中、国、大阪府、流域関係11市が「寝屋川流域総合治水対策協議会」(現在の寝屋川流域協議会)を設立し、「寝屋川流域整備計画」を策定しました。その後、平成15年に特定都市河川浸水被害対策法が成立し、寝屋川流域は、特定都市河川の指定を受け、流域対策の一層の促進に努めています。

寝屋川流域における総合治水対策の概要

 寝屋川流域における治水計画は、昭和32年に八尾で観測された戦後最大実績雨量(時間最大雨量62.9ミリメートル、24時間雨量311.2ミリメートル)が流域全体に降ったときの京橋口での流域基本高水流量を2,700立方メートル毎秒としています。

 この内、河川や下水道などの治水施設で、2,400立方メートル毎秒を処理し、残りの300立方メートル毎秒を流域における対策によって処理するという流量分担計画を策定しています。

治水施設における対策の概要

 治水施設において処理する2,400立方メートル毎秒の内訳は、流す施設として、河道(河川改修)で850立方メートル毎秒、地下河川で500立方メートル毎秒、分水路(寝屋川導水路等)で390立方メートル毎秒とし、貯める施設として、遊水地(治水緑地)で410立方メートル毎秒、流域調節池で250立方メートル毎秒としています。

流域における対策の概要

 降った雨水を一気に河川に流出させない対策として、小中学校の校庭を利用した校庭貯留などの公共施設と民間開発などで設置された雨水貯留施設や雨水浸透施設を利用して、300立方メートル毎秒を処理する計画としています。

寝屋川市域における取組

 一級河川の改修(寝屋川・打上川・讃良川・岡部川・古川・南前川・たち川・清滝川・江蝉川)や放流施設として、寝屋川導水路・寝屋川北部地下河川、貯留施設の遊水地として、打上川治水緑地・寝屋川治水緑地、調節池として、香里西調整池・御幸西調節池・萱島調節池・仁和寺調節池があります。

 

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更新日:2021年07月01日