認知症初期集中支援チーム / 認知症地域支援推進員

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国の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)7つの柱のひとつである「認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供」のなかで、早期診断・早期対応のための体制整備として「認知症初期集中支援チームの設置」、医療・介護等の有機的な連携の推進として「認知症地域推進員の設置」が掲げられ、全国の市町村が平成30年度までに実施することになっています。

認知症初期集中支援チーム(個別の訪問指導)

認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けられるように、早期診断・早期対応に向けた支援をする医療・介護の専門スタッフで構成されるチームのことです。

業務内容

1.訪問支援対象者の把握

2.情報収集(本人の生活情報や家族の状況など)

3.観察・評価

(認知機能、生活機能、行動・心理症状、家族の介護負担度、身体の様子のチェック)

4.初回訪問時の支援

(認知症への理解、専門的医療機関等の利用の説明、介護保険サービス利用の説明、本人・家族への心理的サポート)

5.専門医を含めたチーム員会議の開催

(観察・評価内容の確認、支援の方針・内容・頻度等の検討)

6.初期集中支援の実施

(専門的医療機関等への受診勧奨、本人への助言、身体を整えるケア、生活環境の改善など)

7.引き継ぎ後のモニタリング

認知症地域支援推進員(認知症施策の企画調整)

認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けられるように、医療機関、介護サービス、地域の支援機関などをつなぐコーディネーターとしての役割を担うのが認知症地域支援推進員です。

業務内容

1. 医療機関や介護サービス、地域の支援機関をつなぐコーディネーター

2. 認知症施策の企画・運営

3. 認知症に関する社会資源などの情報収集と提供

4. 認知症に関する事業・制度の住民への周知

5. 認知症の人やその家族を支援する相談業務

6. 専門職・住民の認知症対応力の向上

寝屋川市オレンジチーム

寝屋川市では、平成27年10月1日に認知症初期集中支援チームを設置しました。
愛称は「寝屋川市オレンジチーム」です。
オレンジは認知症支援のイメージカラーです。

スタッフ

•認知症診療・ケアの経験豊富な専門医 1名

•看護師、作業療法士、精神保健福祉士  3名(内、2名は兼任)

   精神保健福祉士が「認知症地域支援推進員」を兼務

支援の対象

40歳以上で在宅の認知症または認知症の疑いのある人で次の1.~3.のいずれかに該当する人

1.認知症の診断を受けていない、または治療を中断している

2.医療サービスや介護サービスを利用していない

3. 何らかのサービスを受けているが、認知症による症状が強く、どのように対応してよいのかわからなくて困っている

支援の流れ

チーム=認知症初期集中支援チーム

1.認知症の人やその家族から地域包括支援センターに相談をします。

2.地域包括支援センターから依頼を受けたチーム員が、自宅を訪問し認知症の程度の把握や情報提供等を行います。

3.チーム員会議を開き、必要な医療や介護サービスなど支援の方向性を検討し、関係機関と連携して必要な支援を行います。

4.介護サービスの導入や専門医への受診につなげ、ケアマネジャー(介護支援専門員)等 への引き継ぎを行い、初期集中支援を終了します。

5.支援終了後もモニタリングを行い、支援の状況を確認します。

認知症についてお悩みの方は、まず地域包括支援センターにご相談ください。

オレンジ訪問

寝屋川市では令和4年4月1日より、要介護(要支援)認定申請において、初めて要支援1・2の認定を受けた人を対象に、市独自のオレンジ訪問を開始しました。寝屋川市オレンジチームがお宅に訪問し、認知症の人(疑いも含む)の早期発見・対応、認知症の知識・予防の啓発などを行います。

この記事に関するお問い合わせ先

高齢介護室(医療・介護連携担当)
〒572-8566
大阪府寝屋川市池田西町24番5号(池の里市民交流センター内)
電話:072-812-2560
ファックス:072-838-0102
メールフォームによるお問い合わせ

更新日:2021年07月01日