第4回 福祉のまちづくりひろば(平成30年度)
平成30年9月29日開催
開催場所
市立保健福祉センター5階 多目的ホール
9時30分 |
開会のあいさつ |
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9時35分 |
ファシリテーターの挨拶
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9時45分 |
グループアイスブレイク「名画鑑賞」 グループで一枚の絵画を作成しタイトルを決める。 |
10時05分 |
グループワーク 「協働の作法を考えよう!」今後、協働するに当たり、望ましい規範・ルールを考える。
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10時50分 | 休憩 |
11時 |
グループワーク 「協働のアクションプランを考えよう!」今後、地域で実際に協働していける具体策を考える。
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12時 |
ふりかえり 円になり、一人ずつ、気づきや感想を語る。 |
12時15分 |
まとめ 「本日のポイントのふりかえり」 「学習会、来年度に向けて」 |
12時25分 | 閉会あいさつ |
12時30分 | 終了 |






平成30年6月30日に開催されました、福祉のまちづくりひろば(以下「ひろば」といいます。)から3か月、総勢28人の市民、地域福祉関係者等が参加され、第4回のひろばを開催しました。
今回も、ファシリテーターの所めぐみ教授(関西大学 人間健康学部 人間健康学科)による進行の下、意見交換が行われました。
ひろばは、「もっともっとお互いを知る。つながりをつくる。つながりを大切にすること。」をルールとすること、ひろばでの取組を「ひろば以外でどれだけ広げていけるか」が大切であること、また、今回のひろばのねらいとして、「協働の力を発揮するために、みんなで大事にしていくこと(作法)を言葉にしていくこと」、「様々な立場の人が参加している中で、こんなことならできる・やりたいこと、既にやっていることでも、意識付けすることで大切な取組に変わるかもしれない」といったことをみんなで話し合うこと。そして、言葉にすることで、既にやっていることを、すぐに意識化できたり、みんなで話し合ってみて、これならできるかもしれないと感じたことに取り組んでみる等、既に活動していることを活かしながら、後一歩につなげられるようなアクションプランを考えることが、冒頭に説明され、共通の認識とされました。
その後、各班に配置されたコミュニティソーシャルワーカーが中心となり、まず、ファシリテーターから出された記号(四角、一本線、三角形等)を各班の誰かが模造紙に描いていき、完成した絵画に名称をつける「名画鑑賞」というグループアイスブレイクを行った後、本日のひろばの1つ目のねらいである「協働の力を発揮するための作法」について、各参加者がポストイットに思ったことを記入し、その理由をグループ内で意見交換しながら、各グループの「協働のためのお作法○か条」を作成しました。
「禁止事項」ではなく、「こうなればいいね」と思うこと、出された意見を整理し過ぎず、同じ言葉でも、各参加者の思いで内容は異なることもあるため、まずは、各参加者の思いを傾聴し合うことを大切にしながら意見交換が行われ、参加者が意見を発表した後には拍手の音や、笑い声も聞こえる和やかな雰囲気の中、グループワークは進められました。
作成後、ファシリテーターからは、今後のひろばでも、各グループで作成した「協働のためのお作法○か条」を大切にしていきたいこと、また、「参加者が既に取り組んでいる地域活動でも、このような取組を行ってみませんか」と参加者へ問いかけた上で、「普段から当たり前だと思っていたことでも、みんなで話し合い、みんなのものにしていくこと、言葉にしたことを記録して、みんなで見ていくこのような取組は、自分たちで作ったものだけれど、活動する上で力になってくれるものだと思う」と説明がありました。
休憩をはさみ、本日のひろばの2つ目のねらいである「協働を進めるためのアクションプラン」について、まず、福祉のまちづくりひろばで取り組む4つの課題(1.担い手の発掘と養成、2.つながりづくり、3.情報発信、4.居場所づくり)の中から、各グループで取り組む課題を選定し、その課題についてのアクションプランを考えるに当たり、「目指す状況」「目指す状況にするための行動目標」「行動習慣」の3つの項目ごとに、丁寧にグループワークが行われ、各グループで作成した「協働のためのお作法○か条」も踏まえながら、活発な意見交換が行われました。
ファシリテーターからは、「今日は決めるのではなく自由に考える。」とした上で、「実現不可能なことを目標にするのではなく、これまでの3回のひろば+学習会で積み上げてきた「寝屋川市のこと」、いいところ・大事にしたいところ・変えていきたいところなどの意見交換の中で絞り込んできた課題について、既にあるものを活用したり、明日からでもできるようなこと、今まで意見交換をしてきて、もっと知りたいこと・必要なことも含めて、真剣に考えてみましょう。」など、参加者がイメージを湧きやすいような、具体的な説明がありました。
参加者全員が、アクションプランについて、「目指す状況」では、「こうだったらいいな」「こんな状況にしたいな」等を、「目指す状況にするための行動目標」では、「こういうことに取り組む」「こういう行動をする」等を、「行動習慣」では、「取り組みやすいこと」「取り組んでいること」「意識、習慣化すること」等の考えを整理し、グループ内で意見交換しました。
今回のアクションプランは「自由に考える」がテーマであるため、各グループ内で「まとめ」は行いませんでしたが、ファシリテーターからは「実際に文字にしてみてやれそうと思ったこと」「輪を広げるためにこんなことからでもできるかも」等、気づきがあったのではないかと問いかけた上で、アクションプランは気の合うメンバーで粛々と進めるものではなく、皆さんのように、いろいろな人と協働を進めていくときには、「どんな人でもやりやすいこと」「大事にしていることに共感できること」が大切で、そして、プランを実行しながら、また、みんなで考えて、より良い方向に向かっていければと説明がありました。
そして、今回で平成30年度のひろばは終了となるため、最後に、参加者が一人一人「今後取り組むこと」「ひろばに参加して良かったこと」等、一言ずつ発表し合いました。
参加者からは「今すぐできること・やりたいことをやってみようと思った」「良いメンバーに出会えた。つながるチャンスを大事にしたい」「難しい課題でも熱く語れるメンバーが集まる寝屋川は捨てたもんじゃない」等、力強い思いが語られました。
次年度以降も、今回参加者が作成した「協働のためのお作法○か条」を大切にしながら、課題解決に向けた取組について、より具体的な意見交換等を行っていきます。
ニュースレター 第4号 (PDFファイル: 742.2KB)
福祉のまちづくりひろば ギャラリー寝屋川
グループアイスブレイクで、各グループの参加者同士がイメージを膨らませて、ファシリテーターが指示した記号を加筆していく手法で描いた名画です。

ギャラリー寝屋川(番外編)
傍聴人のお子様が、ギャラリー寝屋川に出品してくれました。

更新日:2021年07月01日