“フレイル”って何なん?

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最近、「毎日の生活に充実感がない」、「よく転ぶようになった」、「体重が急に減った」、「固いものが食べにくくなった」などはありませんか?

外出の機会が減り、ご自宅で過ごす時間が増えたり、人の集まりの場に行く機会が減ると、気が付かないうちに、からだやこころに変化が現れることがあります。

健康寿命を延ばそう!

イラスト出典:「食べて元気にフレイル予防」厚生労働省

横軸を年齢、縦軸を体力や筋力・臓器の働きなどの生きるために必要な能力“予備能力”とします。

生まれてから命が尽きるまでの期間の平均を“平均寿命”、

からだとこころが健康な状態で生活できる期間を“健康寿命”と言います。

みなさんの健康寿命を、どんどん伸ばすことが大切です。

やってみましょう、フレイルチェック

 

予備能力が下がってきて、介護等が必要になる前の段階、つまり、健康から要介護へ移行する中間の段階を“フレイル”と言います。

年齢を重ねるに従い、フレイルの人は増えていきますが、若い人でも一定の割合でフレイルに該当することがわかってきています。

フレイルは、身体機能の低下だけでなく、精神・心理機能の低下や社会とのつながりの低下なども関係するものです。

そして、フレイルは生活習慣の見直しなどで予防・改善できます。

ご自身や周りの方のフレイル度をチェックし、フレイル予防に活用しませんか?

⇒⇒⇒フレイルチェックはこちらから

【参考】大阪府健康医療部 健康推進室 健康づくり課作成 “やってみましょう「フレイルチェック」”

フレイルチェックの結果を活用しましょう

 

フレイルチェックはいかがでしたか?

フレイルを知り、早くから予防に取り組むことが大切です。

ご自身の回答と下の表の回答を見比べ、該当する予防対策を確認してみましょう。

Q

ご自身の回答を参照し、該当する予防対策を確認しましょう

1 いいえ ⇒“つながりでフレイル予防”へ
2 いいえ
3 いいえ
4 いいえ
5 いいえ
6 いいえ ⇒“運動でフレイル予防”へ
7 いいえ
8 いいえ
9 はい
10 はい
11 はい ⇒“食事でフレイル予防”へ
15 18.5未満
16 はい ⇒“健口でフレイル予防”へ
17 はい
18 はい
19 いいえ ⇒“つながりでフレイル予防”へ
20 はい
21 はい
22 いいえ
23 はい
24 はい
25 はい
26 はい
27 はい
28 はい

 

つながりでフレイル予防

社会的・心理的フレイルのきっかけは、人それぞれです。

これといった理由もなく、気が付いたら、こころがフレイル状態になっている場合もあります。

ご自身の生活や環境に合わせて、できるところから少しずつ、対策を始めてみましょう。

フレイル予防 つながり
【出典】大阪府健康医療部 健康推進室 健康づくり課、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(国立健康・栄養研究所)

運動でフレイル予防

身体機能の低下などで、転倒や骨折のリスクが高まったり、日常生活が困難になることがあります。

身体機能を維持する上で、運動はとても大切です。

運動する際は、ご自身の身体状況に合わせながら、決して無理しすぎず、安全に、定期的に行うよう心がけましょう。

※あくまでも、一般的な内容です。持病等があり、かかりつけ医等から運動の指導や制限を受けている場合は、必ずその指示に従ってください。

※イラストに「回数は辛いと感じるまでやりましょう」と記載されていますが、「ややきついと感じる程度」を目安にしましょう。

フレイル予防 運動
【出典】大阪府健康医療部 健康推進室 健康づくり課、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(国立健康・栄養研究所)

食事でフレイル予防

フレイル予防 食事
【出典】大阪府健康医療部 健康推進室 健康づくり課、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(国立健康・栄養研究所)

フレイルを未然に防ぎ、いつまでも自立した生活を送るためには、日々の食事がカギになります。

フレイル予防のための食事のポイントは、

■エネルギー不足防止のため、1日3食食べること

■栄養バランスを整えるために、主食・主菜・副菜をそろえること

■筋肉の主成分であるタンパク質を積極的にとること

の3つです。しっかり食べて、フレイルを予防しましょう。

※あくまでも、一般的な話です。持病(糖尿病や心臓病、腎臓病等)があり、かかりつけ医等から食事の指導や制限を受けている方は、必ずその指示に従ってください。

健口でフレイル予防

フレイル予防 口
【出典】大阪府健康医療部 健康推進室 健康づくり課、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(国立健康・栄養研究所)

口腔機能(歯や口の働き)の衰えを、“オーラルフレイル”といいます。

オーラルフレイルは、口腔内の問題にとどまりません。

口腔機能の低下から、全身の機能低下へと進む場合もあります。

 

オーラルフレイルを予防するには歯と口の健康を保つことが大切であり、そのためには、

■口腔内を清潔に保つこと

■口腔体操や唾液腺マッサージを行い、口腔機能を維持・改善すること

■かかりつけの歯科で歯石除去などの定期的な清掃と検診を受けること

がポイントです。

上記の内容はこちらからまとめてご覧いただけます。

フレイル予防・改善アドバイス(PDFファイル:4.7MB)

【出典】大阪府健康医療部 健康推進室 健康づくり課、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(国立健康・栄養研究所)

「フレイル予防講座」実施中

 

保健師や管理栄養士が、地域の集まりの場に出向かせていただき、フレイルやフレイル予防についてお話いたします。

※時間や内容などは事前に相談の上、決定します。

ページ最下部の連絡先(健康づくり推進課保健事業担当)まで、お気軽にお問い合わせください。

保健師や管理栄養士等が健康相談を実施しています!

75歳以上の方に、市の保健師や管理栄養士、看護師等が、健康に関するお困りごと等に関して健康相談を実施しています。

あわせて、以下に該当する方々には、寝屋川市から健康相談のご案内文書を送付しています。

■後期高齢者医療健康診査の受診がなく、医療機関の受診もない等、健康状態を把握できない人

■後期高齢者医療健康診査を受診し、やせ(BMI20未満)の傾向にある人

 

下の文書が届いた方々は、保健師や管理栄養士等と一緒に、健康について考えましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり推進課
〒572-8533
大阪府寝屋川市池田西町28番22号(保健所すこやかステーション)
※総務担当
電話:072-812-2372
ファックス:072-812-2116
※健康づくり担当
電話:072-812-2002
ファックス:072-812-2116
※保健事業担当
電話:072-812-2374
ファックス:072-812-2116
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更新日:2023年08月18日