飼い主のいない猫について
飼い主のいない猫をこれ以上増やさないために
飼い主のいない猫の寿命は3~4年、飼い猫の寿命は15~20年と大きな差が示すように、飼い主のいない猫は厳しい環境の中生活し、やがて感染症や交通事故などでその命を落としていきます。
また、飼い主のいない猫が増えることによって、糞尿被害による環境悪化など地域住民との軋轢を生じています。
これ以上、不幸な命を増やさないよう、また住民と共存していくためにより良い方法を考えていくことが大切です。
糞尿被害に対する対応について
飼い主のいない猫は保健所で捕獲することはできませんので、猫による糞尿被害には自衛策を講じていただく必要があります。
ご自宅の構造や環境によって対策も変わってきますが、1つの方法として保健所では2週間、申請者1人につき1回と限りという条件で猫よけ器(超音波発生装置)の貸し出しを行っております。
また、愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると懲役や罰金に処せられます。
飼い主のいない猫にエサを与えることについて
かわいそうだからと飼い主のいない猫にエサを与えるだけの人もいますが、過剰にエサを与えることで猫が一か所に集まってしまい、簡単に繁殖が行える状態となります。その結果、不幸な命を増やすことになってしまいます。
また、猫が増えることで糞尿・いたずらなどの近隣住民への被害が発生してしまいます。
飼い猫であれば飼い主に苦情を言うこともできますが、相手が「飼い主のいない猫」では不満のもって行き場がないため、結果として被害を受けている人とエサを与えている人との感情的な問題や、猫を傷つける事件が起きてしまう可能性があります。
飼い主のいない猫は自然に発生したものではなく、もともとは飼い猫が捨てられて増えたりしたものです。なによりもまず猫の飼い主が責任のある飼い方をすることが大切です。
以上のことをふまえた上でどうしてもエサをあげたい場合は、地域住民の方々とよく話し合い、エサを置いたままにしない、糞尿などの清掃を行う、避妊去勢手術をして繁殖させないなどのマナーを守りましょう。
猫の飼い主の責任
交通量が多く、住宅も密集している寝屋川市内では猫を屋外で飼うことは、近隣への迷惑だけでなく交通事故、感染症、猫どうしのケンカなど、猫自身への危険もいっぱいです。人も猫も快適に暮らすためには、その環境にふさわしい飼い方を求められています。猫を飼うに当たっては、屋内での飼育、身元の表示、避妊去勢手術を推奨しております。
飼い主のいない猫の避妊去勢手術について
飼い主のいない猫に避妊去勢手術を施すことで、新たな猫が増えなくなるだけでなく、発情期の鳴き声も抑えることができます。
寝屋川市では「所有者不明猫避妊去勢手術費補助制度」を設け、飼い主のいない猫の避妊去勢手術を市民の方々のご協力のもと推進していきます。
更新日:2024年06月19日