寝屋川再生ワークショップの実施報告 第1回ワークショップ(平成13年6月17日)

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第1回寝屋川再生ワークショップ

 6月17日、一級河川寝屋川の未来のビジョンを策定する寝屋川再生プラン第1回ワークショップが市立産業会館で開催しました。
眼下に寝屋川を望む会場で、馬場市長が挨拶に立ち、公募に応じた老若男女61名の委員に委嘱状交付が行われた後、6班に分かれて議論が開始されました。
今後、4回にわたって開催し、今年度内にプランをまとめていく予定です。

ホワイトボードの前に立ってあいさつをしている馬場市長の写真

挨拶の中で市長は、「市制施行50周年を迎えたこの機会に、市民の皆さんの積極的な参画を得て協働し、市民に親しまれ、自然豊かで魅力ある川に再生できないかと考えました。寝屋川市のシンボルにふさわしい川にするため、皆様方自身で基本的な方向性を見出していただきたい」と市民との協働による、川づくりに期待を寄せました。

資料が並んだテーブルを囲み、熱のこもった議論をしている参加者の写真

委員には、生徒・学生計16名(小学生2名、中学生3名、高校生6名、大学生5名)、女性15名(25%)、をはじめとして、学校教員、短大・大学教授や市行革委員、環境審議会委員、総合計画審議会委員を経験してこられた方々からも応募がありました。
また、魚や鳥・水生昆虫・河川工学の専門家、自然や水辺を課題とした市民活動にかかわっている人、ボランティア活動をされている人、そして、子供の遊びや教育の見地から、今の子供たちにも、自分達の子供の頃のように、水辺の体験をさせたいと願っている小学校の先生、かつて川で遊んだ原体験を持つ50歳台以上の団塊の世代より年長の人たち、また、通勤途上に橋の上から見かけた寝屋川に魅せられた会社員、白鳥を寝屋川で見かけて以来寝屋川をもっとよくしたいと思うようになったという20代の女性等々、市民各層から多彩な顔ぶれの参加がありました。委員公募でこれほど多くの応募があったのは、かつてなかったことでは、との話も聞かれ、それほど、市民の皆さんの川への関心の高さがうかがえます。

複数のグループごとに分かれて討議をおこなっている参加者の写真

この日のワークショップは、市から委託されたワークショップ運営の専門家によって進行され、6班に分かれて、各自の自己紹介そして"寝屋川"への思いなど語ってもらい、引き続き、市担当課から"寝屋川"の現状報告が行われ、その後、各班ごとで、"寝屋川"の「良いところ、悪いところ探し」「夢描き」を行い、班別にまとめた意見をそれぞれ発表し、今後の議論のベースとなるところを確認しあいました。最後に、助言者の澤井健二摂南大学教授より、「委員のみなさんは、寝屋川のことを良く知っておられる。一緒に研究・議論しながら、よりよいプランをつくっていきたい」との言葉がありました。

前に出て模造紙を指し棒で指し示しながら発表を行っているグループの写真

各班ごとの議論は、初顔合わせにもかかわらず、活発に行われていて、プログラムの最後に行ったアンケートでは、「面白かったので、また来たい」と言う人が圧倒的で、他に「行政は信用できないのでまた来たい」という人も4人、「もう来たくない」という人はゼロ。「その他」という一人は、「日頃聞けない事が聞けて勉強になったのでまた来たい」という中学生。いずれにしても、「また来たい」ということで、盛り上がった第1回のワークショップでした。今後、この多彩な委員によって、様々な視点・立場からの意見が出され、プランに反映していってもらえることと思います。

プログラム最後、アンケートにて参加者たちが青い紙を掲げている写真

ワークショップとは

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更新日:2021年07月01日