新寝屋川八景

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「新寝屋川八景」を制定しました

「寝屋川八景」が昭和61年9月に制定されてから20数年が経ち、寝屋川市の装いもまたその姿も、時間の経過にともなって大きく変貌しました。

市内に存在する愛すべき地域の有形無形の文化を再発見し、その付加価値を高めて、市民の郷土愛の醸成を図るとともに、その資源を市民共有のものとして認識し、わがまち寝屋川の魅力を市内外へ発信していくことを目的として、あらためて「新寝屋川八景」を制定しました。

延べ1万人を超える市民の方々の参加をいただき、応募作品と投票集計をもとにして選定委員会での審議、検討を経て、平成21年1月1日に制定しました。

今後も「新寝屋川八景」を身近に感じてもらえるように、市民参加型の活用を積極的に行ないます。

新寝屋川八景は「大阪ミュージアム構想」に登録されています。

大阪ミュージアム構想

ー広大で自然豊かなー 淀川河川公園 (仁和寺野草地区~太間地区~木屋元地区)

淀川対岸に沈む夕陽

淀川の河川改修工事に伴って、両岸に整備された広大な面積の公園です。グラウンドをはじめ総合的な施設として手軽に利用でき、景観的にも市内の他の場所にはない雄大さが体感できます。特に、対岸の堤防や北摂の山並に沈む夕陽を眺める夕暮れの景色は、すばらしいものがあります。新寝屋川八景の選定では市民による投票第1位で、本市を代表する景観として幅広い支持を得ました。

ー木漏れ日溢れる憩いの場ー 寝屋川公園 (寝屋川公園1707)

寝屋川公園

市内東部の丘陵上に設置された大阪府営の公園で、野球場や、陸上競技場・テニスコート・ソフトボール広場・芝生広場などの施設が整備されており、大阪府指定史跡の寝屋古墳も所在します。また、広い園内には緑も多く、春の桜や秋の紅葉の名所となっています。園内には打上川沿いに遊歩道が設けられ、園路を利用して散策も楽しめます。

ーいにしえの歴史ロマンへの誘いー 太秦高塚古墳 (太秦高塚町1-358)

丘陵上にある太秦高塚古墳の全体の写真

古墳時代中期後半(5世紀)に築かれた本市最大の古墳です。市指定史跡として、平成13年(2001年)に発掘調査成果をもとに、古墳が築かれた当時に近い姿に復元整備が行われ、古墳公園として公開されています。1段目の平坦部に復元された350本以上の円筒埴輪のレプリカは見ごたえがあります。また、古墳の頂上に上ると、北摂の山々や河内平野のパノラマを眺めることができます。

ー四季いろどりの散歩道ー 友呂岐緑地 (桜木町~下神田町)

友呂岐緑地

「二十箇用水路」と「友呂岐悪水路」の統合により不要となった水路を埋め立て、昭和49年(1974年)に市民のやすらぎと憩いの場として整備されました。寝屋川市駅前の寝屋川左岸も「せせらぎ親水公園」として平成17年に整備され、桜木町から下神田町まで本市中央部の南北約3.5kmの緑地帯がつながりました。散策路としても市民に利用され、春の桜の時期をはじめ四季折々に自然の装いが楽しめます。

ー現代建築と自然の融合ー 萱島駅のくすのき (萱島本町198-1)

萱島駅のくすのき

萱島神社の神木のクスノキは、京阪電車の連続高架・複々線化工事に伴う萱島駅舎の移築によって、駅構内に取り込まれることになりましたが、地元の方々の強い要望により駅構内(大阪方面行ホーム)に保存されました。駅の高架ホームを突き抜けてそびえ立つ巨木のユニークな姿は、新聞やテレビでも取り上げられ、大阪府の「みどりの百選」にも選ばれています。

ー香りの丘ー 成田山不動尊 (成田西町10-1)

成田山不動尊

成田山大阪別院明王院は、昭和9年(1934年)に千葉県の成田山新勝寺の大阪別院として市北部の丘陵上に建てられました。関西屈指の交通安全のお不動さんとして厚く信仰され、毎日、交通安全祈願の祈祷が行われています。2月に催される節分祭では芸能人などが参加する豆まきが盛大に行われ、福豆を求めて市内外から多くの参拝者が訪れます。

ー寝屋川のえべっさんー ねや川戎 (住吉神社:木田町6-10)

ねや川戎

正月の余韻の残る1月10日の前後3日間に、住吉神社で催される十日戎には、「商売繁盛笹持って来い、寝屋川えべっさんここだっせ」の掛け声と福笹をもった人々で、寝屋川市駅周辺は年一番の賑わいとなります。市外からの参拝者も多く、普段は静かな境内も、この日は商売繁盛を願う人々でごった返し、本市を代表する新春の風物詩となっています。

ーふるさと伝承・はちかづきの里ー 寝屋のまちなみ (寝屋1丁目)

寝屋のまちなみ

『御伽草子』に収録されている「鉢かづき」の物語の主人公の姫の生家である長者屋敷の跡が、「寝屋村」にあったという考証があり、この地域がはちかづきの里として江戸時代から知られるようになりました。寝屋地区の集落は東西にのびる丘陵上に立地し、街路に沿って土塀のある民家が建ち並ぶ古い街並みがよく残されており、いにしえの時代に思いを馳せることができます。

市内に点在するその他の市民共有の資源

「新寝屋川八景」とともに市民共有の資源として登録し、テーマ・目的に応じて積極的に活用し対外的にPRしていきます。

  • 打上川治水緑地
  • 南寝屋川公園
  • 寝屋川墓地公園
  • 神田天満宮のくすのき
  • 春日神社のスダジイの社叢
  • 八坂神社のくすのき  
  • 石宝殿古墳(打上神社)
  • 高宮廃寺跡
  • 南水苑町の桜並木
  • 太間町の桜並木
  • 三井団地の桜並木
  • アドバンスねやがわ
  • 大念寺と行基みち

寝屋川八景 ( 昭和61年 ~ 平成20年 )

  • 淀川河川公園
  • 南寝屋川公園 
  • 寝屋川墓地公園  
  • アドバンスねやがわ
  • 成田山不動尊
  • 石宝殿 
  • 春日神社しいの社叢
  • 神田天満宮千年の大楠

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ室
〒572-8555
大阪府寝屋川市本町1番1号(市役所東館1階)
電話:072-813-0074
ファックス:072-813-0087
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更新日:2024年01月15日