渡船遭難の碑

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寝屋川市の文化財

渡船遭難の碑(わたしぶねそうなんのひ) 大利町

ごめんなさい
写真ありません

黄色に桜模様が入った鉢を被ったマスコットキャラクターはちかづきちゃんがバラの花を持って桜の花びらの上に立っているイラスト

寝屋川市のマスコットキャラクター
はちかづきちゃん

大利の墓地にひときわ高く立派な碑があります。「山崎渡船遭難者之墓」と刻まれ、裏面にはその事情が記されているのですが、風化して全文を読むことはできません。建立年は「明治庚戊年八月十一日」と読めます。

大利には江戸時代から「詠歌講」というのがありました。詠歌をあげたり、詠歌おどりをすることは、これといった娯楽のないの時代、数少ない楽しみのひとつで、年に1、2回の観音霊場参りは村人の信仰とレクリエーションの場になっていました。

それまでは歩いて参詣していたのですが、明治43年(1910年)4月15日に京阪電車が開通したので、初乗りを兼ねて橋本から電車で往復する柳谷観音詣でをしようということになりました。開通2週間後のことで一行は72名でした。

柳谷観音参りを終えての帰り道、山崎から橋本への渡船に乗船することになったのですが、そのうちのひとつの船が転覆してしまいました。

乗船していた19名のうち、助かったのはわずかに3名という淀川の交通史上、最大ともいうべき惨事となったのです。

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更新日:2021年07月01日