生物多様性センター

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生物多様性センター(淡水魚試験所) 木屋元町

生物多様性センターは、昭和30年(1955年)大阪府水産試験場寝屋川養魚場として現在の地に設置され、昭和42年(1967年)に大阪府淡水魚試験場として独立しました。平成3年(1991年)大阪府立淡水魚試験場に名称変更。平成30年(2018年)に現在の生物多様性センターに改称されました。
このセンターでは、野生生物の調査・保全や、外来生物の影響調査と対策など、大阪府内の生物多様性に関する調査研究を行っています。
本館内の展示エリアでは天然記念物のイタセンパラをはじめとする大阪の淡水魚などの生物や大阪の自然を紹介したパネルが展示されており、自由に見学することができます。また、屋外には季節によってさまざまな生物が観察できるビオトープ池などが設けられています。

淀川のワンド

淀川の湾処(わんど)は、明治のはじめオランダからやってきた技術者によって造られたといわれています。
蒸気船が大阪湾から京都の伏見に登れるようにするためには、水深1.5メートルの水路を川の中に造り、川の流れの速いところでは水路をまげる必要がありました。ヨーロッパでは何百年も前から木の小枝や下草などで大きなマットレスをつくり、幾重にも重ねて大きな石で川底に沈めて水を制御していました。
明治7年~29年(1874年~1896年)、天満橋から伏見までの40キロメートル、往復80キロメートルにわたって両岸に1メートルずつに水制を造りました。これが今の「わんど」として残っており、魚の産卵や稚魚の成育に良好な環境になっています。
天然記念物のイタセンパラ(タナゴの一種)も「わんど」に生育していますが、その数は激減しています。
残念ながら現在、市域に「わんど」は残っていません。

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更新日:2023年02月27日