中神田遺跡

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中神田遺跡

黄色に桜模様が入った鉢を被ったマスコットキャラクターはちかづきちゃんがバラの花を持って桜の花びらの上に立っているイラスト

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寝屋川市のマスコットキャラクター
はちかづきちゃん

関連情報:鉢かづき姫物語

平成5年・8年(1993年 ・1996年) の府営住宅の建て替えに先立って実施された発掘調査で発見され、古墳時代から中世にいたる遺跡であることが明らかになりました。

調査では、屋敷地を取り巻く幅6メートルの堀跡や、幅4メートルの溝、井戸11基(うち1 基は瓦質(がしつ)の羽釜(はがま)を6段積み重ねて、1 基は土師質(はじしつ)の羽釜を5段積み重ねて、1 基は曲物(まげもの)を2段重ねてそれぞれ井戸枠とし、1 基は木製の井戸枠を有していました。 や大型土坑(どこう)・溝・柱穴などを発見しました。

それぞれの遺構の中からは、瓦器椀(がきわん)・瓦器皿(がきざら)・土師皿(はじざら)・羽釜・中国製の白磁(はくじ)・青磁(せいじ)・須恵器(すえき)の片口の鉢・常滑焼(とこなめやき)の大甕(おおがめ)・滑石(かっせき)製石鍋・温石(おんじゃく)・砥石(といし)等の土器・石器類、下駄・箸(はし)・草履(ぞうり)・曲物(まげもの)・毬(まり)・櫛(くし)・漆器類(しっきるい)の木製品が出土し、13世紀中ごろから14世紀初頭の鎌倉時代の集落であることが明らかになりました。

鎌倉時代の遺構面の下層では、その所属時期は不明ですが、幅15メートル前後・高さ0.4メートルで全長は不明の堤状の遺構が発見されました。堤状の上面には畑の畝(うね)の溝も発見されています。

さらに、堤状遺構の下層からは遺構は、発見されていませんが6世紀の須恵器が出土しており、古墳時代の集落の存在の可能性を示唆(しさ)しています。

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更新日:2021年07月01日