伏越樋(ふせこしひ)

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用水路に樋堰(ひせき)の口が見えている伏越樋の写真

【所在地】木田町

伏越樋とは、サイフォンの原理を応用し、川の下を潜って用水等を送るものです。

寝屋川の堤防に樋堰(ひせき)の口がみえます。これが、寝屋川の西に流れる二十箇用水(にじっかようすい)から木田の村に用水を入れるための伏越樋です。

江戸時代の享保(きょうほう)年間(1716~1736年)に二十箇用水路と木田村との間に流れる寝屋川の下を掘って、用水を潜らせるという難工事を完成させるのに努力した人が、当時庄屋であった久左衛門で、この伏越樋のことを別名「久左衛門樋」ともよんでいます。

この樋の完成により、木田村では水が確保され、水路が村の縦横に通じ、舟が行き交う水郷の風情をかもしだし、舟運を発達させました。

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更新日:2021年07月01日