太秦古墳群

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寝屋川市の歴史

寝屋川市の文化財

太秦古墳群(うずまさこふんぐん)

鹿の頭部(目・鼻・口・耳)の埴輪写真

市民会館や市立東小学校の東側の太秦元町・太秦緑が丘・太秦東が丘・太秦中町・太秦高塚町のあたりは海抜50メートル前後の小高い丘陵になっています。現在は消滅してしまいましたが、この丘陵には廻シ塚(ましづか)古墳のような古墳があったことが知られています。また小金塚・向ヒ塚・高塚・モロ塚など古墳と関連する地名が残されており、多くの古墳が存在したことが推察されます。

昭和37年(1962年)に熱田(あつた)神社東側の土取り工事のときに発見された鹿の頭部埴輪(はにわ)は、目・鼻・口・耳・角(つの)が表現されており、牡鹿であることがわかります。

牡鹿は、弥生時代には銅鐸(どうたく)や土器に多く描かれる動物ですが、古墳時代になると意外に少なく、埴輪などにもわずかにしか知られていません。大阪府内でも、東大阪市大賀世(おおがせ)古墳出土の雌鹿の埴輪が知られているだけです。

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更新日:2021年07月01日