赤井堤と五兵衛樋
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寝屋川市の歴史
寝屋川市の文化財
赤井堤(あかいづつみ)と五兵衛樋(ごへいひ) 香里北之町・香里西之町
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はちかづきちゃん
香里北之町、香里西之町と枚方市南中振との間を東西に走る道があり、この道の左右の住宅が一段低くなっています。この道がかつての赤井川の堤で「赤井堤防」とよばれていました。
後に、この赤井川の流入を受け入れる淀川の川床が赤井堤よりも高くなったため、本来の目的を果たせなくなり堤防だけが残りました。
文化4年(1807年)の大雨で枚方三矢村(みつやむら)の堤が切れ大洪水になったとき、赤井堤は友呂岐地区への被害を防いでいたのですが、ついには切れてしまいました。そのとき、堤防の警戒にあたっていた友呂岐地区と三矢村の人々の間で争いが起こり、五兵衛という人が命を落とすという事件がありました。その後、(堤に設けられた)在来の樋門のほかに新しい樋門をつくることになり、この樋を「五兵衛樋」と名づけたそうです。
今は河川も改修され当時のようすはわかりにくいのですが、在来の樋門は、長さ約9メートル、内のり約46センチメートルで、「五兵衛樋」は長さ約7.2メートル、内のり約29センチメートルでした。国道1号から木屋揚水場にいく道にその面影が残っています。
更新日:2021年07月01日