お霊屋
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寝屋川市の歴史
寝屋川市の文化財
お霊屋(おたまや) 美井元町
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はちかづきちゃん
市立第五小学校(成田西町)のとなりに、本厳寺(ほんごんじ)のお霊屋とよばれているところがあります。
応永22年(1415年)に京都の本応寺(のちに本能寺と改名)を創建し、日蓮宗の八品派を開いた日隆上人(にちりゅうしょうにん)の遺跡です。
学徳にすぐれた日隆は同門の月明のねたみをかい、彼がはなった刺客6人に危うく殺されそうになりましたが、少しも恐れることなく刺客たちを説きふせたのです。
改心した元刺客たちに守られながら、日隆は都から逃れ、本市の三井村に落ち着きました。村人たちは、防火の護符を授けてくれたり、何ごとも信心によるのだと熱心に教えを説いてくれた日隆に帰依(きえ=仏を信じ教えにすがること)し、彼のために庵(いおり)を建てました。
この庵を日隆は法花堂とよび、のちに霊光堂、お霊屋とよばれるようになりました。
三井村には由緒ある真言宗の本法寺がありましたが、ここの住職は日隆と問答をした結果、彼のすぐれた学識と徳の高さに敬服し、本法寺一山を挙げて日隆に献じました。
日隆は、都を出てから初めて寺に入ることができたのです。のちに本法寺は本厳寺と改称され、京都の本能寺、尼崎の本興寺とともに法華宗の重要な寺院になりました。
更新日:2021年07月01日