神田天満宮(かみだてんまんぐう)のくすのき

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神田天満宮の境内に生育する巨大くすのきの写真

【所在地】寝屋川市上神田2丁目2-2

くすのきは、クスノキ科クスノキ属の常緑高木で、本州の関東以西に自生します。

花期は5月から6月で黄白色の小さな花をつけます。
果実は直径7ミリメートルから8ミリメートルの球形で、10月から11月に熟し、暗紫色で光沢があります。
材は強い香りがあり、樟脳(しょうのう)をとるほか、家具・建築材・工芸品や丸木舟の船材に利用されてきました。

河内平野には門真市三ツ島の薫蓋樟(くんがいしょう、国指定天然記念物)をはじめ多くのくすのきの巨木が生育していることが知られています。

神田天満宮には、境内に数本のくすのきの巨木が生育していますが、このうち社殿東側の1本は「千年くす」と呼ばれていて、幹回りが10メートルという市最大で府内有数の巨木です。

神田天満宮のくすのき周辺の地図

かつては高さ33メートルをほこり四方に枝を広げていましたが、樹勢の衰えが目立つようになり、昭和58年、平成元年、平成7年、平成13年に蘇生治療を行いました。

そのときに枯幹・枯枝を切除したため、現状では15メートル程度の高さになっています。
蘇生治療の結果、2本の生きている幹からは新芽が発育し、青葉が幹を覆い隠すように繁るようになっていて、かつての樹勢を取り戻しています。

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更新日:2021年07月01日