こだわりの住宅建築

更新日:2022年01月26日

2月号4~5ページ
2月号6~7ページ
2月号8~9ページ

 

寝屋川市は、高度経済成長期にベッドタウンとして発展してきたまちで、古い市街地というイメージがありますが、令和3年8月に寝屋川市駅前にオープンした中央図書館や、令和5年度に開校予定の隈研吾氏設計監修の小中一貫校など、公共施設においても「デザイン性」をテーマとしています。今後、住宅においても「デザイン」を中心とした提案が進み、公共施設と一体となったまちのリノベーションの促進させる取り組みを行っています。
ねやがわ建築賞の受賞作品を中心に紹介します。

図と地のリノベーション

  • マンションのワンルームリノベーションを行い、様々なデバイスを配置し、快適なコミュニケーションを誘発
図と地のリノベーション

撮影:笹倉洋平

図と地のリノベーション

撮影:笹倉洋平

設計者

四畳半キューブの家

  • 斜面敷地に人工地盤をつくり段差を解消
  • 住宅の用途の面積を全て四畳半に統一することを試み、外部と一体化する内部を構成
四畳半キューブの家

撮影:笹倉洋平

四畳半キューブの家

撮影:笹倉洋平

設計者

内に開く家

  • 自ら間取りを組み立て、窓や建具の仕様・照明レイアウト・センサースイッチ位置やIoT操作・外構も含め1年半かけてまとめる
  • 名前の通り外観には必要最低限の窓のみでプライベート性を重視し防犯にも配慮
  • 外観においては雨樋や設備機器を裏手に回しすっきりさを実現
  • その他、室内壁や玄関仕上げ・趣味室・子供室・2階導線など、施主が隅から隅までこだわり尽くした夢の家
内に開く家
内に開く家

設計者

株式会社住まい設計工房
https://www.sumakou.com/

 

香里三井C団地「ニコイチ」

  • 45平方メートルの2戸をつなげ90平方メートルの空間を創出(ニコイチ)
  • 「2戸をひとつ」にした広い間取りにし、特に子育て世帯などの若年層に対し、スペース的にゆとりある質の高いくらしを実現
香里三井C団地「ニコイチ」

撮影@KentaHasegawa

香里三井C団地「ニコイチ」

撮影@KentaHasegawa

建築主・設計者

建築主:大阪府住宅供給公社
https://www.osaka-kousha.or.jp/

設計者:株式会社 パーシモンヒルス゛・アーキテクツ一級建築士事務所
https://www.persimmon-hills-architects.com/

 

同志社香里中学校・高等学校メディアセンター 繋真館

  • 「繋真館」の名称は、人と人が集い、人と知識・情報を「繋ぐ」こと等が由来
  • 同志社の良心教育と次世代を見据えた教育を繋ぎ、生徒たちが主体的・対話的で深い学びを通して世界で活躍する力を育んでくれることを願っている
  • 既存校舎と繋ぐ為に建築基準法上一棟扱いとし、既存校舎の安全性を確認しつつ設計を進め、既存樹木をできるだけその場所に残し「香里の森」として親しみのある風景の中に建築
  • 大きなワンルームをイメージし図書館を開いた空間とし、人々が出会う場所を創出
市長賞
市長賞

建築主・設計者

建築主:学校法人 同志社
https://www.kori.doshisha.ac.jp/

設計者:八木佐千子 NASCA+partners
http://www.studio-nasca.com/

 

SINKO AIR DESIGN STUDIO

  • 極めてシンプルな外観とは裏腹に、内部は1階から屋上まで建物全体に空調設備に関する様々な仕掛けがある
  • BELS5つ星評価、CASBEE-Sランク評価を獲得するなど、快適執務環境と地球環境負荷軽減を両立し、ESG経営の推進/SDGsへの貢献
SINKO AIR DESIGN STUDIO
SINKO AIR DESIGN STUDIO

建築主・設計者

建築主:新晃工業株式会社
https://www.sinko.co.jp/

設計者:竹中工務店大阪本店
https://www.takenaka.co.jp/design/about/base-of-design-department/osaka/

 

隈研吾氏設計監修の小中一貫校

  • 子どもたちが通いたい、子どもたちを通わせたいと思うデザイン性に優れ、「寝屋川教育」をけん引する小中一貫校
  • 現在の明和小学校敷地内に建設予定
  • 設計監修はなんと世界的建築家隈研吾氏
  • 新たなまちのランドマークとなる小中一貫校は令和5年度中に開校予定
小中一貫校
小中一貫校

新中央図書館

  • 令和3年8月、寝屋川市駅前のアドバンスねやがわ1号館4階に新たにオープン
  • 国産木材で作られた書架に埋め込まれた席など落ち着きのある閲覧空間「NEYA」や館内を横断する寝屋川をイメージした「KAWA」、昼夜それぞれのシーンを表現する照明演出など、これまでの図書館のイメージを一新した魅力的な空間
  • 入り口近くにはカフェコーナーもあり、市民にとって家でも職場でもない心地よい場所「サードプレイス」として、寝屋川市の新たな暮らしのランドマーク
新中央図書館
新中央図書館

ねやがわ建築賞について

詳しくは住宅政策課ホームページを見てください。