平成11年度市長所信表明

 

平成11年6月市議会定例会における
馬場好弘市長の所信表明(要旨)です。

-平成11(1999)年6月18日-

 

本日、平成116月市議会定例会におきまして、私の市政運営に関する所信の一端を申し述べる機会をいただき、誠にありがとうございます。
私は、去る
425日の市長選挙におきまして、市民の皆様の温かいご支援により、当選の栄に浴することができ、第七代の寝屋川市長として、市政にあたらせていただくことになり、誠に身の引き締まる思いでございます。
また、このたび、多くの市民の皆様からいただきました信託を厳粛に受け止め、初心を忘れることなく、市長として市民への責任を果たし、地方分権時代における地方自治の確立に向けて、全力を尽くしてまいります。 そして、

  • わかりやすく公正な、ガラス張りの政治
  • 新鮮な発想と熱き情熱を持つ、人間味あふれる政治
  • 現状に満足することなく、常に理想を実現していく政治

の推進を政治信条とし、26万市民の幸せと、こよなく愛する郷土寝屋川市のさらなる発展のために、「若さ・誠実・実行力」を発揮し、未来に向けて市民の皆様と共に前進し、「元気都市・寝屋川市」建設のため、全ての情熱を捧げてまいります。

さて、昨今の社会経済情勢は、少子・高齢化社会の進展、地球規模による環境汚染、金融機関に対する信頼の低下や雇用不安などが重なり、極めて厳しい状況にあります。
また、青少年によるいたましい事件をはじめ様々な問題が生じており、「心の教育」の必要性など、新たな対策が求められているところであります。
本市におきましても、このような状況に加えて、地方分権の推進や介護保険をはじめとする保健・医療・福祉の充実、さらには、
4駅周辺の整備・公共下水道・治水・道路・公園等の都市基盤の整備、生涯学習の推進、男女共同参画社会の構築など、本市の発展に欠くことのできない多くの重要課題を抱えております。
しかしながら、本市の財政状況はバブル経済崩壊後、市税収入が伸び悩み、極めて厳しい状況にあります。
21世紀を展望した新しい行政運営が求められている今日、これらの諸課題に的確に対応するためには、引き続き積極的な行財政改革に取り組む必要があり、議員ならびに市民の皆様、関係機関、関係団体のご理解とご協力を得ながら、これを着実に推進してまいる所存であります。
また、「生きる喜びに輝くまち」を将来像とする第三次寝屋川市総合計画に引き続き、平成
13年度からスタートする第四次寝屋川市総合計画の策定が必要であります。寝屋川市を親しみや誇りの持てるまちに、そして、地域に愛着を持っていつまでも住み続けたいと思えるまちにするために、みんなで協働して「元気な寝屋川市」を築くことが、私に課せられた重大な使命であると認識し、21世紀に向かって飛躍する第一歩を力強く踏み出してまいりたいと存じます。
そのため、私は、公平、公正、そして、透明な市政運営に取り組み、豊かな市民生活の着実なる実現をめざしてまいります。
以下、公約として掲げてまいりました「まちづくり構想」について、主な内容を申し上げます。

まず、ふれあいがあり、すべての人が活動できるみんなのまちづくりについて
それは、「生きる」―健康、福祉と人権を守る―ことであります。

今、市民一人ひとりが、生きていることの幸せを実感できるまちづくりが求められています。「誰もが住み慣れた地域で安心して生涯を送れるよう、保健・医療・福祉が一体となったまちづくり」、「ノーマライゼーションの実現に向けたまちづくり」、「誰もが人権を尊重され、差別を受けることなく、心にゆとりを持ち、市民一人ひとりが人間として尊重されるまちづくり」に取り組んでまいります。
平成
124月には、介護保険制度がスタートいたします。この制度は、在宅の介護を基本としており、関係機関、関係団体との連携を図り、ホームヘルプサービス、デイサービス等在宅福祉の充実に努めてまいります。
また、安心して子どもを産み、育てることができる環境を整えてまいります。
そのために、

◆総合的な健康づくりプランを推進します。
◆救急医療体制の充実を図ります。
◆からだの不自由な人たちが、安心して生活できるまちづくりを進めます。
◆人権を擁護し、すべての人の自立と社会参加を促進します。
◆介護支援や在宅福祉を充実します。
◆デイサービスセンター、特別養護老人ホームなどの施設整備を促進します。
◆21世紀をみすえて、子育てを支援します。

次に、水と緑がいきづくやさしい環境、そんな住み良いまちづくりについて
それは、「創る」-まちづくりと環境を調和する-ことであります。

都市の機能は、安全性と利便性の調和が大切であり、利用者の視点に立った交通、道路、水道、下水道の整備に努めるとともに、潤いと安らぎを与えてくれる、緑地や公園の整備など、快適な生活空間の創造に努め、人と自然とが共生する計画的なまちづくりをめざしてまいります。
市民が安全で安心して生活できる災害に強いまちづくりを推進いたします。
駅前整備を駅周辺の整備と連動させて、民間活力の誘導により、それぞれの地域特性を生かした都市核の形成をめざしてまいります。
寝屋川市の「顔」としての駅周辺の景観を良くするために、不法駐車と放置自転車対策に取り組んでまいります。
美しい地球環境を、私たちの子どもに引き継ぐために、良好な都市環境の維持保全に努めてまいります。
そのために、

◆住環境を改善し、ゆとりある快適な生活を実現します。
◆道路を整備し、安全で機能的なまちを創ります。
◆公園・緑地を整備し、緑あふれる環境を創ります。
◆公共下水道を整備し、水洗化を一層進めます。
◆河川や水路を整備し、清らかな水の表情を創ります。
◆常においしい水を供給します。
4駅周辺の再整備を行います。
◆不法駐車と放置自転車の解消に努めます。
◆ダイオキシン対策を進め、人と地球にやさしい環境をめざします。
◆ごみの減量化と分別、リサイクルを進めます。

次に、いつまでも学ぶ人、心豊かな夢ある子どものいるまちづくりについて
それは、「育む」-生きる力を育み、文化を創造する-ことであります。

明日の寝屋川市を担う子どもたちの健やかな成長を願い、教育の「内容・条件・環境」の充実を図り、学校、家庭、地域の連携を強化し、人間性と個性の豊かな子どもたちの育成に努めます。
また、「いつでも・どこでも・だれでも」、文化、芸術、スポーツ等とふれあえ、学習することができる地域社会の実現をめざしてまいります。
都市交流につきましては、自分たちを知ってもらう、相手を知る、異なる文化に触れる、そして理解する。これらを基本に交流を深めてまいります。
そのために、

◆魅力ある学校教育を進めるとともに施設を整備し、教育環境を高めます。
◆地域の教育力の向上に努め、子どもたちの生きる力を育みます。
◆学校施設を開放し、地域コミュニティや社会教育の振興を図ります。
◆文化、スポーツ施設の充実に努めます。
◆生涯学習を推進し、図書館などの拠点づくりと情報提供を図ります。
◆若者たちが気軽に集い、交流できる場づくりに努めます。
◆文化財保護に努め、市民のふるさと意識を高めます。
◆国内外の友好・姉妹都市との市民交流を促進し、国際化に対応します。

次に、いきいきとして活気があふれ、ともに歩むまちづくりについて
それは、「歩む」-みんなで考えて協働する-ことであります。

長びく景気低迷により、地域経済は誠に厳しい状況にありますが、このような中にあって地域産業の活性化を図ってまいりたいと考えております。
商業基盤の整備を進め、商業の集積と拡充を図り、多様な消費者に対応できる質の高い商業振興をめざします。
安定的な産業経済を推進するために人と物と情報の集積を図り、自然環境と調和した工業の振興をめざします。
生産性の高い都市型農業の確立をめざすとともに、市民と農業とのふれあいを深めてまいります。
市民の定住志向が高まりつつある今こそ、市民の中に「つながり」や「ふれあい」が芽生えるような、心の通い合った温かい地域社会を創ってまいりたいと考えております。
また、これからの地方分権の進展の中で、市民と行政が一体となったまちづくりを進めるため、市民の声が市政に反映される市民参加システムの確立が必要であります。
そのために、

◆産業振興ビジョンを策定し、地域の活性化を図ります。
◆都市型農業を育成し、その生産性の向上を図ります。
◆特色ある商業施策を進め、活気あるまちづくりに努めます。
◆多彩なコミュニティ施策を実施し、ふれあいを大切にします。
◆審議会委員の公募など積極的な市民参加を図ります。
◆情報公開を進め、公正な行政を推進します。
◆入札や職員採用の透明性を図ります。
◆男女共同参画社会をめざします。
◆地方分権を推進し、市民自治を図ります。
◆経営的感覚を行政に取り入れるため、行政評価システムの導入を図り、行政組織を活性化します。
◆行政の継続性を保つとともに効率的な運営を図り、市民と協働して元気都市を創ります。
◆政策形成能力を高めるため、職員研修制度の充実を図ります。

以上、私のまちづくり構想について、主な項目を申し述べてまいりましたが、これらの施策を着実に実行に移してまいりたいと考えております。
また、昨年の529日に閣議決定をされた「地方分権推進計画」を受けました地方分権推進関連一括法案の施行期日が、原則として平成1241日とされております。
いよいよ地方の自主性・自立性が高まると共に、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現が、より一層推進できる本格的な地方の時代を迎えることになります。地方分権の推進にともない、これからの自治体運営は、市民と行政がそれぞれの役割分担を明確にしながら「協働」してまちづくりを進めることが不可欠であり、さらには、近隣自治体との連携をより一層深め、広域行政圏における関連事業を積極的に取り組むべく、研究・検討を深める必要があります。
そして、子どもたちから若者、お年寄りまで、みんなが元気に、そして寝屋川市が元気になるまちを、市民のみなさんと一緒に創りたいと考えています。

現在の本市を取り巻く行財政環境は、非常に厳しいものがありますが「夢をみんなで、元気な寝屋川市を」を合言葉に、全職員が一丸となって職務に精励し、市政運営に全力を傾注してまいる決意であります。
議員の皆さん、今後の地方分権の推進と、自治の確立・拡充について、
26万市民の幸せのために、ご指導、ご協力をよろしくお願いいたします。
市民の皆さん、協働しましょう。市民ができること、行政にしかできないことの役割分担を明確にし、公共の福祉という目標達成に向けて、それぞれの立場を尊重し協力しあいながら諸活動に取り組み、元気都市の建設を実現してまいりましょう。

以上、所信の一端を述べさせていただきました。
どうか私の意のあるところをおくみ取りいただき、寝屋川市のさらなる発展のために、お力添えを賜りますよう、心からお願い申し上げまして、私の所信表明とさせていただきます。

 

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